
フィールドエンジニア K.Y.
前職は地元のスーパーマーケットで鮮魚担当を務め、調理や接客対応、発注などを担当。その後、当社メンバー(前々職の上司)の紹介で入社。未経験からフィールドエンジニアの経験を積み、大型案件の導入設置主担当を務めるなど活躍中。
「ロボット倉庫って何?」からの挑戦
──Cuebusに入社したきっかけを教えてください。
前々職の上司から「うちに来ない?」と誘われたのがきっかけです。当時は地元の高知県で働いてたんですけど、勤務地が東京って聞いて、関東圏での生活に憧れてたこともあって、一度面談してみようという流れでしたね。そのときは「自動ロボット倉庫ってなに?」って感じで、いまいちピンと来てなかったのが正直な感想です。物流やアパレル関係にも疎くて、完全に未知の世界だなぁと…。
ただ、転職を考えたとき、今まで興味がなかったことに目を向けて知見を広げたいという思いが芽生えて、最終的に入社を決断しました。
──スタートアップ企業で働く期待や不安はありましたか?
当時はCUEBUSの納品実績が少なくて、いざ納品が決まったとき、自分の作業内容が今後の導入モデルケースになるんだというプレッシャーはありましたね…。加えて入社したてのころは、取り扱う製品が具体的にどういうものなのか把握するために試行錯誤してたのもあって、本当にこれで大丈夫なんだろうかと、漫然とした不安も抱えてました。
そんな中でも、社内外のいろんな方にフォローしてもらって、現場で経験を積みながら成長できたことは、間違いなく自分の糧になったと言えます。
──実際、入社してみてどう感じられましたか?
現場では、その場その場で素早く判断することが求められて、経験不足の自分にとっては試行錯誤の連続でした。ただ、その判断は自分ひとりでするんじゃなくて、通話アプリで営業やエンジニアといった他のメンバーと「何が最善なのか」を話し合って決めるので、自分だけで抱え込む必要がなかったのはメンタル的に助かりましたね。
あとは、フィールドエンジニアという立場上、やむを得ない事情によるスケジュールの遅延やトラブル対応などで時間外対応が発生することもあります。そういったときに素早く安全に対応して少しでも残業時間を減らせるように、日頃から心構えは持ってます。
たぶん皆さん、残業のあるなしを気にされると思うんですけど、個人的にはしたくないです(笑) さっき話したように仕事柄どうしても発生してしまうときはありますけど、その分の休みもとれるので、そこで不便を感じたことはないですね。
フィールドエンジニアの仕事とは?
──「フィールドエンジニア」と聞いても、何をしているのかイメージしにくい部分があると思います。実際の業務内容を教えてください。
ざっくり言うと「製品の設置準備・実際の施工管理・導入後サポート」をしてます。
設置準備の段階では、デスクワークがメインですね。施工に関連する資料をGoogleスプレッドシートにまとめたり、現場で必要になる道具や資材を準備してます。この時点で想定される技術的なトラブルなどは開発エンジニアに共有してもらえるので、対応可能なものはあらかじめ潰しておくのが、円滑な施工に直結します。
いざ施工が始まると、導入先に出張して事前に定めたスケジュールに従って作業を進めながら、お客様に進捗報告を行います。導入先の環境はお客様ごとに異なるので想定外のトラブルも起きるんですが、技術的なことはすぐにエンジニアに確認できるので心強いです。
──フィールドエンジニアとして心がけていることはありますか?
一番大切にしているのは、施工に関わる全員が、全工程を無事故で終えることです。スケジュール的に難しい状況であっても、安全を第一に考えて無茶な作業をすることなく、出来る範囲で調整することを常に心がけてますね。
──これまでで印象に残っているプロジェクトはありますか?
やっぱりビームス様のプロジェクト*ですね。何もかも初体験ばかりの状況で作業責任者として入場したので、プレッシャーがとんでもなかったです…。
* ビームス ウエアステーションにCUEBUS世界初導入 記事はこちら
それだけに、このときの経験が自分をフィールドエンジニアとして凄く成長させてくれたなと感じてます。荒療治とかブートキャンプじゃないですけど、導入先で作業される方との関わりであったり、現場での自分の立ち位置なんかを最前線で学べる貴重な期間でした。
最終的には無事に納品できたんですけど、フォローしてくれたメンバーや、元請けの豊田自動織機様や導入先のビームス様の支えがあってこそです。本当に感謝してます。
人柄とオフの過ごし方
──Kさんは、周囲からどんな人だと言われることが多いですか?
あまり自分の人となりを聞いたことがないのでわからないんですけど、前職を退職するとき、お世話になった上司の方からもらった「君はもっと他人に頼っていいと思う」ってアドバイスが印象に残ってます。裏返すと「一人で抱え込みやすい」とも言えるので、もしかするとそういう風に感じられやすいのかもしれませんね。自分ではそう感じてないんですけど(笑)
──Kさん、責任感強いですもんね。オフの時間はどう過ごされてますか?
こう見えて多趣味なんですよ。インドア・アウトドア関係なく、休みの日はやりたいことをしてます。
インドア系だとテレビゲームとか、今まで作ったことない料理にチャレンジしたりですかね。最近はお菓子作りにも興味があって、そろそろ挑戦してみようかなと思ったりしてます。
アウトドア系なら、釣りとか登山ですね。最近カメラを買ったので、外出した先の景色を撮ったりしてますよ。あとは…競馬を見るのも好きなので、現地で競走馬の撮影なんかもしてます。この前のダービーも現地に行ってましたけど、人だかりがとんでもなかったです…。
大切なのは「無理なアドリブをしない」姿勢
──Cuebusのフィールドエンジニア職には、どんな人に向いていると思いますか?
定められた手順を守って、ひとつひとつの作業を丁寧にできる方ですね。
自分は、安全第一で施工を終えるためには「余計なアドリブはしないこと」が大切だと考えています。誤解しないで欲しいのは「アドリブをしない=改善提案をしなくていい」ではないってことです。報連相を通して、施工に関わるメンバーが「このやり方は良いね」って合意できたんなら、それはアドリブではなく正規の手順になりますから。なので、もし作業中に改善案を思いついたんなら、その場ですぐに試さずに相談してほしいです。考えつくことはとても良いと思うので、一緒に作業効率の改善という結果に結びつけたいですね。
あとは、現場でお客様と直接やりとりする場面もあるので、最低限のコミュニケーション能力は必要になります。これについてはどの職種でも求められるので、社会人として相手に失礼のない、TPOに応じたやり取りができれば大丈夫だと思います。
──ありがとうございました。
──最後に、この記事を読んでいる“NEXT フィールドエンジニア”へひとことお願いします。
Cuebusは独自技術が強みの、現在の物流業界に一石投じる会社です。導入いただいたお客様からは、ありがたいことにご好評の声をいただいています。他社にない斬新なコンセプトの製品を取り扱う中で得られる知見や経験は、他の会社では得られない経験だと思います。
あなたもフィールドエンジニアのメンバーとして、CUEBUSをより良いプロダクトに育て上げませんか?
一緒に知識や技術を磨きながら、物流業界の変革を、当事者として最前線で見届けましょう!
よくある1日のスケジュール
デスクワーク
09:00 | 出勤、メール等の連絡チェック |
09:30 | 朝の定例ミーティング(15~30分程度) |
10:00 | 導入先の稼働履歴を確認・記録 |
11:00 | オフィス内のデモ機を用いた稼働確認 デモ用の動作プログラムを作成 |
12:00 | 昼休み |
15:00 | 導入先の施工用資料を作成 |
17:00 | 資材の管理、確認作業 |
17:30 | デモ機の清掃・片付け |
18:00 | 退社(残業は原則しない) |
現場作業
09:00 | 出勤、準備体操 |
09:20 | 朝礼(本日の作業内容・危険項目の確認)、作業準備 |
09:30 | 施工開始(お昼までに15~30分の小休憩を取得) |
12:00 | 昼休み |
13:00 | お客様への進捗報告 ・明日の作業内容 ・本日の残業有無など |
13:30 | 昼礼(午後の作業内容・危険項目の確認)、作業準備 |
13:45 | 施工再開(片付けまでに15~30分の小休憩を取得) |
17:20 | 施工エリアの清掃及び整理整頓 |
18:00 | 終礼(お客様への報告) やむを得ず残業が必要な場合は、効率よく終わらせる |
Dear 飽くなき探究心を持つキミへ
まだ、我々は大陸に到着してはいない大航海の道半ば
これから大荒れの波に揉まれることもあるだろう
しかし、確信している
この先にある輝かしい新大陸の存在を
さぁ、共に旅へ出よう!