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CUEBUS 75L

CUEBUS 75Lモデルは、75L・50L・20Lのオリコンに加え、段ボールなどさまざまなケースをトレイ上で一元管理できます。複数台の連結協調制御により、従来は自動化が困難だった幅1.5mのZハンガーラックや大型長尺品もそのまま搬送可能です。床面に埋め込んだ独自開発のリニアモータが、超収納効率と超スループットを両立。設置はAC100V電源およびアンカー固定不要で、レイアウト変更も簡単に行えます。

超収納効率×超スループット

CUEBUS 75Lは、立体格納ユニットを採用し、床面積を最大限に活用しながらも、作業効率を犠牲にしません。階層数は自由に設定でき、格納された商品は自動で上下移動し、入出庫のたびに出庫頻度に応じた最適な位置に格納されます。従来の平置き棚と比較して、同一面積で4倍以上の収納量を実現し、1時間あたりのスループットを向上。ピッキングや補充作業の時間を大幅に短縮します。独自のリニアモータと制御アルゴリズムにより、複数品種の入出庫要求にも柔軟かつ迅速に対応。物流・製造現場で求められる大量処理と高精度を両立し、作業の“止まり”を最小化します。

アンカー不要の簡単設置&フレキシブルレイアウト

CUEBUS 75Lは、AC100Vのコンセントに接続するだけで稼働可能です。アンカー固定が不要なため、工事費や設置時間を大幅に削減し、搬入から稼働までをわずか数時間で完了できます。モジュール間は1本のケーブルのみで接続でき、大掛かりな基礎工事は不要。レイアウト変更や増設にも迅速に対応し、物流拠点や製造ラインの多様なニーズに柔軟にフィットします。省スペース設計とモジュール性に優れ、成長する事業に応じて段階的なシステム拡張が可能です。

主な特長

マルチケース対応

 ● 20L/50L/75Lオリコン、各種段ボール、幅1500mmのZハンガーラックをそのまま搬送

連結協調制御

 ● 複数台の連結で、幅1500mmのZハンガーラックといった長尺品も一体搬送

高精度停止制御

 ● ±1cm以下の停止精度で、ピッキングステーション前に停止

バッテリーレス駆動

 ● バッテリー不要で24時間連続運転

モジュール増設自由

 ● タイルを追加するだけで簡単にエリア拡張OK

ラック連携

 ● 既存ラック×CUEBUSのハイブリッド運用が可能

低メンテナンス

 ● 可動部が最小限なため、低頻度の清掃のみで安定稼働

Component

Tile


リニアモータ内蔵の床

床であるTILEにPOWER BOXより電源を供給することで、この上にあるTRAYを制御し、走る・曲がる・止まるを実現している。TILEにはリニアモータと無数のセンサーが内蔵されており、毎秒22,000回センシングしながら制御しているため、安定した走行が可能である。

ギア等複雑な部品がないため耐久性が高く、防水仕様も容易な、非常にシンプルな構造である。

寸法W800 x D590 x H59 [mm]
重量17.8 [kg]

Tray


モーターもバッテリもない台車

この上に棚、荷物を乗せて、走行する台車。

モーターやバッテリーもないため、壊れる要素がない。TILEの上を走行し、どこにあっても、すぐに動き出すことができるため、ロボットが棚まで移動して動き出すといったロスタイムも発生しない。

寸法W664 x D454 x H57 [mm]
重量11.5 [kg]
可搬重量100 [kg](ラック含まず)

Frame


だれでも設置可

非常にシンプルで頑丈なフレーム。これを組み立てることで立体格納を構築する。需要に合わせて簡単に増設・移設ができる。アンカー不要で倉庫への工事は必要はない。

FRAMEはモジュール化されているため、バラバラにでき、どんなに狭い場所でも運び、組み立てることができる。床面の凹凸や傾斜があっても、アジャスター機能で吸収することができる。

ピッチ寸法W800 x D590 x H1500 [mm]
重量1.5-6.1 [kg]

Power box


あらゆるパワーをコントロール

TILEと接続し、電源の供給とサーバーとの通信を行う。

サーバーはクラウドにあるためPOWER BOXはインターネットにつながる。そこからTILEとPOWER BOXは有線でつながることで、システム全体を制御しながら、クラウドにあるサーバーで管理ができる。もちろんこのサーバーをローカルに設置することも可能である。

POWER BOXは特殊な電源を必要とせず、どこにでもある家庭用電源AC100Vで駆動することができる。

Lift


ロケットのように早い垂直搬送機

上層階のものを取り出す際はLIFTにTRAYが乗ることで階間移動をすることができる。

商品は出荷頻度に応じて、深い位置に立体的に格納される。場所によって階間移動の頻度が違うため、LIFTは最適な場所と数が設置される。また、格納時と比べて取出時の方が圧倒的に短い移動時間を要求されるため、ロケットのように最速で移動することができるように最適設計されている。