CUEBUS

都市型立体ロボット倉庫

CUEBUSは世界初のリニアモータを使用した都市型立体ロボット倉庫。通路不要・天井ギリギリまで収納できる高い格納率、すべての棚を即座に動かすことができる高スループット、小規模からだれでもどこにでも簡単に設置できるシンプルな構成。我々が独自に開発したリニアモータユニットを床面側に設置することで、移動する棚はモータ・バッテリーレスで高耐久。

Difference

CUEBUS棚搬送平面型(AGV)コンテナ積みあげ
立体型
商品
回転率
低/中低/ロングテール
倉庫
規模
小-大
シンプル構造のため小規模から可

通路が必要

大型フレームの設置が必要
収納
効率

立体的に通路なく収納するため高効率

手の届く範囲の棚にしか格納できないため上の空間を使えない

コンテナを隙間なく直接積むため収納効率は最大
取出
速度

同時に全台駆動可能なため最速

ロボットが棚を取りにいく必要がある

上にある商品をどかして掘り出す必要がある
設置性
組み立て簡単なシンプル構造

正確な場所と向きにQRコード貼付けが必要

大規模なフレームの設置が必要
再配置
バッテリー
Wifi
アンカー
100V
電源

Technology

System

Product

TILE


リニアモータ内蔵の床

床であるTILEにPOWER BOXより電源を供給することで、この上にあるTRAYを制御し、走る・曲がる・止まるを実現している。TILEにはリニアモータと無数のセンサーが内蔵されており、毎秒22,000回センシングしながら制御しているため、安定した走行が可能である。

ギア等複雑な部品がないため耐久性が高く、防水仕様も容易な、非常にシンプルな構造である。

寸法W800 x D590 x H59 [mm]
重量17.8 [kg]
動作
温度
-25 ~ 50 [度]

TRAY


モーターもバッテリー
もない台車

この上に棚、荷物を乗せて、走行する台車。

モーターやバッテリーもないため、壊れる要素がない。TILEの上を走行し、どこにあっても、すぐに動き出すことができるため、ロボットが棚まで移動して動き出すといったロスタイムも発生しない。

TRAYはRFIDタグがついているため、迷子になることはない。

寸法W664 x D454 x H57 [mm]
重量11.5 [kg]
搬送重量100 [kg](ラック含まず)
積載可能寸法W734 x D530 x Hxxx [mm]

FRAME


だれでも設置可

FRAMEは非常にシンプルで鉛直方向のみ。水平方向のフレームはTILEが兼ねているため、設置は非常に簡単。どんなに狭い場所でも運び、組み立てることができる。床面の凹凸や傾斜があっても、アジャスター機能で吸収することが可能。アンカー不要で倉庫への工事は必要はない。

ピッチ寸法W800 x D590 x H1500 [mm]
※高さは変更可
重量1.5 [kg]

POWER BOX


あらゆるパワー
をコントロール

TILEと接続し、電源の供給とサーバーとの通信を行う。Wifiを使用しないため、安定動作が可能。

サーバーはクラウドにあるためPOWER BOXはインターネットにつながる。そこからTILEとPOWER BOXは有線でつながることで、システム全体を制御しながら、クラウドにあるサーバーで管理ができる。もちろんこのサーバーをローカルに設置することも可能。

POWER BOXは特殊な電源を必要とせず、どこにでもある家庭用電源AC100Vで駆動する。

LIFT


ロケットのように
早い垂直搬送機

STORAGEで上層階のものを取り出す際はLIFTにTRAYが乗ることで階間移動をする。

商品は出荷頻度に応じて、STORAGEの深い位置に格納される。場所によって階間移動の頻度が違うため、LIFTは最適な場所と数が設置される。また、格納時と比べて取出時の方が圧倒的に短い移動時間を要求されるため、ロケットのように最速で移動することができるように最適設計されている。

LIFTはTILEと同じ寸法規格で設計されているため、FRAMEのどこにでも簡単に設置ができる。

STATION


待機時間ゼロで格納・
ピッキングし続ける

ASSORTへ商品を格納・ピッキングする際には、STATIONから行う。ここでは、どの棚から取り出すのか一眼でわかるようにランプが点灯する。取り出した商品は複数並んだ仮出荷箱へ入れる。ここもどこに入れたらいいのかわかるようにランプが点灯する。間違いがないように透明なアクリルカバーがあり、入れる際にはこのカバーを押し込む必要がある。これによって、どこにいれたのかを識別し、間違いを確実に把握する。一般的なアクチュエータを使わないにもかかわらず、確実に判別できる方法を採用している。

STATIONではピッキングを行う棚は常に複数準備されている。そのため、次の作業を行うまでに待機時間というものが存在しない。常に作業を行い続けることができるため、非常に短時間で完了することができる。ブロックを追加ブロックを追加

Dr.YELLOW


24時間働くかかりつけロボット医

CUEBUSの中をTILEに依存せず走行することができる点検・修理ロボット。

常に稼働しつづけ、点検を行う。異常を検知した場合には、報告・修理を行う。故障時に専門の技術者が現場にきて修理を完了するまでシステムが停止するという最悪の状況をDr.Yellowは未然に防ぐ。

eRoute


AIによる経路生成

商品をどこの棚に入れるのか、どこに移動させるのか、だれをどかすべきか。そして、ぶつからないように交通整理する。クラウド上の制御アルゴリズム。

実証実験

JRスタートアッププログラム2021

お土産倉庫

2022 / 03 / 05-11

東京駅構内で販売しているお菓子の在庫を保管している東京駅地下倉庫を自動化。

インターネットなし、AC100V電源1ヶ所、天井高さ2.5mという環境へCUEBUS STORAGEを8時間で設置。

狭い空間で重い段ボール箱を多品種で山積みにして保管しており、賞味期限毎の先出をしなければいけない現場へ、CUEBUSを導入することによって重労働と収納効率、取出時間の課題を解決。

欲しい商品を指定するだけで賞味期限の古いものを自動で取り出すことができる。

手荷物預所

2022 / 03 / 13-27

東京駅構内新幹線入場口前にあるキャリーケースを預かる有人手荷物預所を自動化。

CUEBUS ASSORTを1.5時間で設置。

お預かりした荷物を受付裏手にあるバックヤードへ識別用のタグをつけて保管し、引き取りの際、大量に保管されている荷物の中からそのタグを目視で探しだしている現場へ、CUEBUSを導入することによって、収納効率向上とお客様へお返しする時間を短縮。

タグを入力するだけで自動で取り出すことができる。